阪神金本知憲監督が29日からの秋季安芸キャンプで、信賞必罰の実戦練習を行う考えを明かした。

 「実戦形式を多く取り入れたいね。攻撃は1点ビハインド、守りは1点リード。野球勘を鍛えるために、サインも選手に考えさせようと思う」。

 「何かしないとね。選手は怖いと思うよ」。

 勝ったチームや状況に応じたプレーをした選手には、練習メニューの一部免除などのご褒美、一方で、負けたチームや状況に応じたプレーができなかった選手には罰ゲーム。宿舎まで走って帰らせるかと問われ「それもあり得るね」とニヤリ。

 ドラフト2位で指名された富士大・小野泰己投手が2日連続で先発し、9回4安打10奪三振で1失点完投した。

 「タフやね。2試合で240球(超)でしょ?」「でもうれしいような、(肩が)心配なような」。

 「肩甲骨がすごく動く。可動域がすごいんよ。テークバックを取った時のトップの位置は、伊藤トモにそっくり。のびしろがあるし、まだまだ伸びるよ」。

 「短いイニングの方が力を出せるのか、タイプは分からない。コーチが見てくれると思う」。

 「チャンスは多くなると思う。でもタイガースで1年目から活躍したのは、最近では、藤浪ぐらいでしょ」と慌てず調整させる考えを示した。

 ドラフト5位で指名した糸原には「ボテッとしている。脂肪が多い感じ。絞った方がいい。高山もそう。明治はおいしいもん食べてるんかな(笑い)」と異例の忠告をした。

 その他の一問一答は以下の通り。

 ─みやざきフェニックス・リーグはまた雨天中止

 金本監督 オーマイガッ! 明日(最終戦は)望月を投げさせて欲しいね。

 ─高山の打撃を平野コーチにスマホで撮影させた

 金本監督 ちょっと悪い癖があるんでね。自分ではしっかり振っているつもりでも、映像を見たらアッ、ていうことがあるからね。