日本ハムが広島を下し通算４勝２敗で、東映時代を含め１０年ぶり３度目の日本一に輝いた。

　日本ハムが先手を取った。第５戦でサヨナラ満塁弾を放った先頭西川が右中間を破る三塁打で出塁。中島の四球で無死一、三塁とし、３番岡の遊撃内野安打で１点を先制した。

　広島は２回、松山、鈴木の連続安打で１死二、三塁。打者石原の際、日本ハム先発増井の暴投で１点を返した。さらに石原の三塁ゴロにレアードの適時失策が絡み勝ち越しの２点目を奪った。

　１点を追う日本ハムは４回、近藤の中前安打、広島の遊撃手田中の失策で無死一、二塁。田中賢の右前安打で同点とした。さらに２死二、三塁から西川の右中間を破る２点適時三塁打で再び勝ち越した。

　２点を追う広島は５回、丸の今シリーズ初となるソロ本塁打で１点差と詰め寄った。続く６回、広島は２死二、三塁から代打下水流の遊撃内野安打で同点とした。

　日本ハムは８回２死満塁から中田が押し出し四球を選んで勝ち越し。バースの中前適時打で加点。なおも２死満塁からレアードが左中間に満塁本塁打を放ち、この回一挙６点を奪って試合を決めた。

　シリーズＭＶＰは３本塁打のレアード。優秀選手にはバース、中田、西川、敗れた広島からエルドレッドが選ばれた。