阪神の球団首脳がFA補強に関して、初めて言及した。四藤慶一郎球団社長(56)が3日、秋季キャンプ視察のため、高知・安芸に入った。今オフのFA市場を問われると、「それは興味がありますよ。状況を見ながらね」と補強への意欲をにじませた。

 オリックス糸井嘉男外野手(35)がFA権行使の意思を表明。阪神は獲得候補の大本命に挙げている。この日も同球団社長は具体名には「ノーコメント」の姿勢を貫いた。コミッショナーからFA宣言選手として公示される10日までは、糸井の名前を挙げるのは控える模様だ。猛烈ラブコールを送ることもアピールだが、慎重に手順を踏んでいくことも誠意のひとつと考えている。

 それでも水面下では着々と糸井獲得の方策を固めていく。今日4日には、坂井信也オーナー(68=電鉄本社会長)が安芸を訪問する予定だ。その後には、金本監督も交え、首脳会談を開く。FA補強がメインテーマになるのは確実。条件面も含め、口説き落とすための戦略も最終的な詰めの段階に入る。四藤球団社長は「補強ポイントだらけや」と目玉補強の実現に力をこめた。【田口真一郎】