ソフトバンク工藤公康監督(53)が宮崎秋季キャンプで新たな珍トレ器具を導入した。従来あった、ひもの先についた5キロの重りを巻き上げる棒状の器具を、大胆に改造。棒の左右にNPBの公式球2個を装着した。工藤監督は、重りを巻き上げる際にボールを握れば、カーブを投げるときのひねり方を学べるのではとひらめいた。前日4日に試作品をメーカーの担当者につくらせた。棒を3本に増やすなど強化し、5日の投手陣の練習メニューに使用した。
倉野投手統括コーチは「(変化球が)まがる~ん」と命名した。だがボールに棒を突き刺したような形状は、今はやりのピコ太郎の「ペンパイナッポーアッポーペン」に似ている。ボール棒重りボールで「BBOB」といったところか。
岩崎が初めに挑戦すると、利き腕ではない左手の皮がむけてしまった。打撃用の手袋をはめて練習するように改善。巻き上げて、巻き下ろす往復を3セット。苦しみながら重りをあげる投手たちを見守った工藤監督は「変化球が曲がるようになるために、つくったんだよ」と笑った。
ドラフト1位高橋は「前腕が張りますね。指や手の部分にも張りがきます。信じてやっていきます」と話した。
今キャンプではテニストレ、お米トレに続く珍トレ。体力づくりが主眼の秋季キャンプで、飽きさせず鍛えていく。【石橋隆雄】



