早くも火花が散った。23日、ファンフェスタのトークショーでオリックスのエース金子が糸井を“挑発”した。来季から違うユニホームを着る先輩との対戦を「楽しみです」と発言。「今からどんな球を投げようか考えている。注目されると思うので対戦したら抑えたい」と先制パンチを繰り出した。横にいた西も「僕も楽しみですね」と加勢した。オリ投手陣から叩きつけられた「挑戦状」に糸井も「いや、打ちます! ハッハハ」と笑って応酬。オリックス金子VS阪神糸井のゴングが鳴った。

 日本ハム時代の糸井は金子に苦しんでいた。対戦成績は35打数7安打、1本塁打、打率は2割。分がいいはずの金子だが糸井の言葉を聞くと、「そう言われたんですか? じゃあ打たれます。糸井さんがそう言った時は打たれますよ」と苦笑い。もちろん簡単に打たせるつもりもなく、「真っ向勝負というより真剣勝負をしたい」と本気モードだ。金子は「同じ関西にいるので、シーズンの終盤に一番いい形で対戦できればいいですね」と、究極の目標に日本シリーズでの対決を挙げた。来季は交流戦から、関西ダービーが熱くなりそうだ。