故障で出遅れていた西武の育成ドラフト4位ルーキー、浜岡蒼太投手(18)が日に日にマウンドに近づいている。26日も埼玉・所沢の球団施設でブルペン投球を行った。

本人も驚いている。「高校(神奈川・川和)時代はブルペンで140キロ出るとか、なかったので」。それが故障明けの今は体感7~8割の出力でも、それに近い数字が出るようになっているという。

1月の新人合同自主トレから春季キャンプと、ずっと別メニューだった。昨秋のドラフト会議直後に、上半身のコンディション不良を発症。「出力を高め始めたら、ちょっと変な感じがして」。そこからボールを投げることを控えた。

誰でも張り切るルーキーイヤー。でも注目の輪の中に自分が入れない。「シンプルに投げたかったのもありましたけど、それ以上に投内連携とかに入れなかったのがちょっと不安でした」と高い意識を垣間見せる。

キャッチボールは3月には再開し、今はブルペンでかなり強度を出せるようになっている。高卒と大卒の違いはあれどこの日までに、同じ「育成ドラフト4位」の先輩、同じ左腕の佐藤爽投手(23)の支配下登録が決まった。

「僕も1年目からの支配下は目指さないわけにはいかないんですけど、現実的にケガでスタートして厳しいのはあるので…。この1年間は結果を求める時期と求めない時期でしっかり分けて。フェニックスリーグでしっかりアピールして、来年につなげられるようにしたいです」

少し出遅れたけれど、プロ野球人生は始まったばかり。そういえば佐藤爽も、最初は出遅れていた。【金子真仁】