新境地を見せた。巨人岡本和真内野手(20)が宮崎1次キャンプ最終日の12日、紅白戦に「6番左翼」でフル出場。4打数3安打1打点をマークすると、今季から挑戦中の左翼守備でも左中間ライナーをダイビングキャッチする見せ場を作った。8度の守備機会をノーミスで終え、猛烈な外野争いに名乗り。14日からの沖縄2次キャンプにも同行し、開幕まで実戦でアピールを続ける。

 巨人で数少ない空位となっている左翼争いに、岡本が猛烈な勢いで飛び込んできた。5回、左翼岡本の左前方に先頭打者吉川大の放ったライナーが伸びてきた。抜ければ長打。頭から滑り込み、左腕を伸ばして必死につかみ取った。「たまたまです。ギリギリだったので勝手に飛び込んでいました」。同じ回には左翼線への飛球もランニングキャッチに成功。守備機会を無失策で終え「捕れる打球を当たり前に、100%アウトにできるように。今日だけでなく、継続したいです」と振り返った。