巨人森福允彦投手(30)が、好救援で移籍後初勝利を手にした。

 両軍無得点の6回2死一塁でマウンドへ上がると、阪神糸井と向かい合った。初球の131キロを内角へ差し込むと、詰まった一ゴロに打ち取り失点を許さなかった。続く7回も打者3人で打ち取り、8回の代打亀井の先制適時打につながる好循環をつくり出した。

 「うれしいです。チームが勝った中で、結果的に自分に勝ちがついた。自分のボールで結果を出せた。2軍でそういうところを調整してきたので、よかったです」。不振から4月24日に登録を抹消され、16日に再昇格したばかり。喜びもひとしおだった。