ソフトバンク吉村裕基外野手(34)が4日、ヤフオクドーム内の事務所で来季の戦力構想から外れていることを伝えられた。

プロ16年目の今季はここまで1度も1軍での出場はなかった。2軍では63試合に出場し打率2割4厘、4本塁打、15打点と調子が上がらなかった。吉村は「今日は上の人と話をさせていただきました」と話し、現役続行を希望している。三笠球団統括本部本部長は「彼はFA権も持っているので話し合いをした」と話した。

福岡・古賀市出身の吉村は東福岡から02年ドラフト5位で横浜(現DeNA)に入団。08年には自己最多の34本塁打を放った。12年オフにソフトバンク多村らとのトレードで移籍。13年からは右翼手や右の代打として地元で活躍した。

通算968試合に出場し打率2割5分3厘、131本塁打、419打点を記録している。本塁打を放った後にバットを高々と投げる姿はファンから人気があった。