広島篠田純平投手(25)が30日、練習試合巨人戦(マツダ)に先発し、6回無失点の快投を演じた。序盤から安定感が光った。1回には長野とラミレスを変化球で空振り三振に料理。この日はチェンジアップ、スライダーなど変化球が低めに集まり、崩れる気配すらなかった。5回を7球で片づけると、6回は5球で終えるなど合計63球を投げ、圧巻の内容だった。「とにかくカウント有利にしようと思って投げた。腕を振って、真ん中というか(捕球する)石原さんをめがけて」と振り返った。大野投手チーフコーチも「今日はタイミングもリズムも良かった。フォームも安定して、ストライク先行で投げていた。先発ローテの柱に入ってくる」と高評価。開幕ローテーション入りが決定的になった。