<横浜3-5広島>◇19日◇横浜

 広島の前田健太投手(23)にとって苦しんでつかんだ今季初勝利となった。「開幕戦で打たれて悔しかった。きょうも内容は良くなかったが、何とか勝つことができた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 両コーナーの低めを突く持ち前の制球力は、この日も影を潜めた。3回は今季無安打だった武山に先制ソロを許し、逆転して迎えた5回には吉村に2ランを浴びて2点差に迫られた。いずれも外角いっぱいに構えた石原のミットより甘く入った球を打たれた。

 その後も直球がシュート回転して甘くなる場面も目立った。生命線とする直球が使えなかったが、スライダーを多投して得点を許さなかった。「打線が5点を取ってくれたので、絶対に勝たないといけない試合だった」。思い通りにならない投球を気力でカバーした。