阪神ドラフト1位の立石正広内野手(22)が、26日開幕の交流戦期間に1軍デビューする可能性が14日、浮上した。

甲子園での全体練習後に藤川球児監督(45)が示唆。右太もも裏の筋損傷を克服して12日の2軍練習試合日本海L石川戦(弁慶)で復帰した立石について「段階を追ってになりますけど、もうすぐ交流戦も始まるし」と自ら「交流戦」というワードを口にした。

今季は千葉、福岡、大阪で行われるパ・リーグ主催の3カードでDH制がある。代打も含めて起用の幅が広がることは間違いない。藤川監督は「もちろんそういう(交流戦の)タイミングになるかもしれないし、それ以前かもしれないし、それ以降かもしれない。ポジションがありますから。いろんなケースを想定しながら」と熟考しつつ構想の一端を明かした。

指揮官の言う「それ以前」ならば交流戦前のラストウィークとなる来週の可能性もある。だが、立石は度重なる故障で再復帰したばかり。チームも首位ヤクルトに0ゲーム差の2位につける。急がせる必要はなく、招集するのは今月末の交流戦以降が現実的とみられる。

12日の石川戦「5番DH」で出場し、決勝打を含むマルチ安打を放った。昨秋ドラフトでは広島、日本ハムと3球団競合の末に阪神入り。26日の交流戦開幕カードは日本ハム3連戦(甲子園)で、新庄監督の前でお披露目されれば盛り上がりは必至だ。藤川監督は「ファームの方から守備も走塁も体が非常に動けているというのは聞いています」と順調に復活に向かう金の卵にうなずいた。ファン待望の“その時”が迫ってきた。【只松憲】

◆立石の経過 1月の新人合同自主トレ中に右脚を肉離れ。3月に2軍戦でデビューしたが、同月下旬に左手首の関節炎で再び戦列を離れた。軽症で4月に復帰したが、下旬に右ハムストリングスの筋損傷を発症。入団後3度の故障を乗り越え、5月12日の日本海L石川との2軍練習試合で復帰した。