球団売却を巡り、親会社TBSホールディングス(HD)と、ゲームサイト「Mobage(モバゲー)」の運営会社ディー・エヌ・エー(DeNA)の交渉が大詰めを迎えている横浜は22日、尾花高夫監督(54)を休養させると発表した。来季に向けて11月に行われる秋季キャンプは白井一幸2軍監督が指揮を執る。

 今後の体制が不透明なための措置で佐藤貞二常務は「今の状況を考えて、来季以降のことは少し待ってもらうということ」と説明。親会社の動向を見極めながら来季の首脳陣の編成を進める。1軍コーチ陣全員の休養も発表した。

 尾花監督は来季が3年契約の最終年。就任1年目の昨季は48勝95敗1分けと惨敗。今季もこの日、東京ドームで行われた巨人との今季最終戦にサヨナラ負けして、47勝86敗11分けで4年連続の最下位に終わった。

 なお、球団売却問題では、ミツウロコら地元関連企業が連合し、新たに買収へ向けて動き始めたことが判明。林文子・横浜市長ら地元からの歓迎を受けている。