横浜が横浜創学館を逆転で下し、神奈川県内公式戦32連勝で5季連続の優勝を果たした。
1回途中、先発の中嶋海斗投手(2年)が四球と3連打で失点。ここで緊急登板した2番手の林田滉生投手(3年)が好救援。3失点で食い止めると2回から8回途中まで3安打無失点と踏ん張り、味方の逆転を呼び込んだ。
打線は3回に4番DHの安食琥太郎(2年)の2点適時二塁打で反撃開始。4回に同点に追いつくと5回、無死満塁から6番川上慧内野手(2年)の犠飛で4-3と勝ち越し。さらに敵失、9番脇山魁音捕手(2年)の左越え2ランでで4点を加え8-3。試合を決めた。
8回途中、前日の準決勝で186球を投げ完投したエースの織田翔希(3年)がブルペン入りしたが福井那留(2年)が最速147キロ直球で相手をねじ伏せ、9回2死からは遊撃手の池田聖摩(3年)が登板。最速149キロ直球で優勝投手になった。
村田浩明監督は「(2番手の)林田には『もしかしたら行くよ』と伝えてあったんですがその『もしか』が起きたので。スローカーブとインサイドを使ってみんなを助けてくれた」と感謝。林田は「今日は自分よがりのピッチングではなく勝つピッチングができました」と胸を張った。
村田監督は織田のブルペン入りについて「冗談で言ったんですが、『今日はダメです。投げられません』と言ってきた。織田は自分のことを分かっているので」と説明した。
この日朝のミーティングで前日2日にタイトルマッチに勝ったプロボクシングの井上尚弥、拓真兄弟の話をした。「拓真は尚弥の弟ってみられがちだけど、昨日は強い相手に勝って拓真って名前をドーンと上げた。今日は『織田は使わないから行くよ』って。『織田の2番手じゃなく、俺は俺でやっていくんだよ』って投手陣に話したんです。良い刺激をボクシングからもらえました」
織田は登板せずとも4人の投手をつないでの逆転勝利。夏に向けても大きな白星となったに違いない。
24年夏の決勝で東海大相模に敗れて以降、同年秋から県内では無敗。5季連続で戦国神奈川を制した。それでも指揮官はどん欲だった。
「まずは勝つこと。常に勝ちたい。全部優勝すると決めているので。今日はまた強くなるきっかけを得られました」
次の舞台は16日からの関東大会。32連勝の勢いを持って千葉に乗り込む。

