明大が16安打13得点で立大を投打で圧倒し、1勝1敗とした。

手応えのある一打の感触をかみしめた。同点に追い付かれ迎えた6回1死満塁。光弘帆高内野手(4年=履正社)は外寄りの真っすぐを捉え、走者一掃の中越え適時三塁打。勝ち越しに成功した。

光弘の一打に、打線も奮起。この回、田上夏衣外野手(3年=広陵)の右越え2ラン本塁打、8回には榊原七斗外野手(4年=報徳学園)の中越えソロ本塁打など、2本塁打を含む16安打で立大を突き放した。

光弘は昨秋、3割3厘でベストナインを獲得したが、今季は前日までの6試合で無安打。「ずっと結果が出なくて悩んでいた」。練習ではしっかりスイングができているのに、試合になると振れなかった。

苦しい日々をチームメートの言葉が救った。「自分が本塁打を打った時、きっかけになった言葉があるんだけど…」。声をかけてくれたのは、内海優太外野手(4年=広陵)だった。その兄で社会人のホンダ鈴鹿でプレーする内海壮太外野手からのラインのメッセージを見せてくれた。「打球(の結果)は自分では変えられない。その前の準備であったり、気持ちの持ち方。ボールに当たるまでの準備は誰でもできることだから、そこをしっかりするように」と書かれていた。

あらためて自分のスイングを振り返った。「(前週の慶大戦までは)結果を出そう、と力が入ってスイングが小さくなっていた。“しっかり準備をする”ということを考えて、今日の打席に立ちました」。心に余裕が生まれ、ボールが見えた。3打数2安打3打点に「チームのために打てて、よかったです」。苦しみから抜け出し、やっと笑顔が戻った。

リーグ戦も中盤。打率は(この試合を含め)1割5分。「打率が低すぎて(笑苦笑)。でも、これ以上、下がることはない、くらいの気持ちいるので逆にいいかも」と笑い飛ばす。まだまだ、ここからだ。