巨人坂本勇人内野手(19)が、94年の松井秀喜外野手(33)以来となる10代での開幕スタメンを勝ち取った。28日、開幕を迎えるセ・リーグの対ヤクルト戦(神宮)に「8番二塁」で先発する。原監督も新人王を期待するスター候補が、いよいよスタートラインに立つ。

 坂本に道は開かれた。夢に見た開幕戦の舞台に、スタメンとして立つことになった。原監督は「坂本にないのは経験だ。どういう歴史に名を残すのか、一挙手一投足が歴史になる」と期待を込めて送り出す。ゴジラ松井以来の10代スタメン。「まずは1本打って自分をほっとさせたい。松井さん?

 直接会ったことはないです。吉野家で(広告の写真に)たまに会うくらい」と冗談まじりに決意を見せた。

 1月に主将の阿部と行ったグアム自主トレが財産になった。キャンプからオープン戦を通じて、競争を勝ち抜いた。坂本には何かがあると見抜いた阿部も、開幕スタメンについて「巨人にとっても大きなこと。ついた先輩が良かった?

 違う、本人が頑張ったから」と喜んだ。

 2年目だが、新人王の資格を持つ。原監督も「メンバーの中には新人王を取れるだけの選手が入ってます。堂々と戦ってほしい」と、坂本や隠善、越智、栂野、山口ら若手にタイトル取りを期待した。「開幕1軍」「開幕スタメン」と次々に目標を達成してきた坂本も「5年まで大丈夫なんですか?

 チャンスといえばチャンスですね」と新たな目標の1つに据えた。

 原監督も開幕スタメンを自力で勝ち取った坂本を後押しする。「彼は長い時間をかけて勝ち取ったのだから、ダメだったらどうしようという悲愴(ひそう)感や緊張感はいらない。多少打てなくても使い続ける?

 そうそう。開幕スタメンがいかに大変なことか。腰を据えてやってほしい」と使い続けることを示唆した。開けた道がどこにつながっているのか。あとは坂本が突き進むだけだ。【竹内智信】