ヤクルトが、チームの起爆剤にメジャー経験もある俊足巧打のウィルソン・バルデス遊撃手(30)を獲得することが7日、分かった。昨季ドジャース傘下の3Aラスベガスに在籍し、チームトップの打率3割4分3厘をマークしている。05年はマリナーズでイチローの同僚だった。機動力を売り物にする高田野球にとっては待望の新戦力となる。近日中にも正式契約を結んで、6月末のリーグ戦再開からの出場を目指す。
高田ヤクルトがシーズン前半での戦力補強に踏み切った。下位に低迷するチームの活性化を図る。バルデスは、マイナー通算193盗塁を記録するなど、俊足巧打の高い評価を受けている。
昨年は5月途中までドジャースでプレーしていたが、その後3Aラスベガスでチームトップの打率3割4分3厘、4本塁打と活躍した。05年にはマリナーズでイチローの同僚として、遊撃で39試合先発している。
バルデスは走れる新戦力で、盗塁など機動力を駆使する「チョロQ」軍団にはうってつけの存在だ。今季は5月末まで韓国・起亜タイガースでプレーしていた。日本同様に小技のあるアジア野球にも精通しているのも強み。同監督の目指す野球にもフィットすることから、新戦力として獲得することを決めた。
チームは巨人相手に開幕3連勝を飾ったものの、現在リーグ5位に低迷している。攻撃陣の助っ人勢は、リグスが打撃不振に伴い5月23日に2軍降格。ガイエルも右ひじの故障でこの日に離脱するなど緊急事態に陥っていた。チーム関係者は「6月末(交流戦後の再開戦)から出場できれば」と、早急な手続きで後半戦開始には間に合わせたいとした。
攻撃以上に期待を受けるのは守備だ。メジャーでは遊撃だけでなく、二塁、三塁、外野を守った経験もある。
8月の北京五輪では、星野日本代表監督から全幅の信頼を寄せられる宮本の選出は確実視されており、3年目川端の成長は著しいものの、同期間中にバックアップする遊撃手の獲得は急務だった。シーズン当初からリストアップし、調査も続けていたといい、ユーティリティーな守備力でチームを支える活躍は必至だ。
攻・走・守のバランスが取れたバルデスの獲得で、後半戦巻き返しへ向けた大きな一手としたいところだ。




