<阪神2-0中日>◇26日◇甲子園
好投の中日先発中田賢一投手(26)が見殺しにされた。4回2死から味方の失策がきっかけで2失点したが、7回4安打2失点(自責0)と会心の内容。援護がない中、8回の打席で代打を送られた。そのまま完封負けし、今季6敗目。「勝たないとどんなにいいピッチングをしても納得していない」。あえて自らを辛口評価した。
「虎キラー」の本領は発揮した。140キロ前後の直球でカウントを稼ぐと思えば、勝負どころは150キロの剛球でねじ伏せる。球速の違う直球を場面に応じて投げ分ける新しいスタイルで大量点を許さない。7回2死二塁のピンチでは代打葛城を高めの148キロで捕邪飛に仕留めた。今季は昨年まで8勝2敗の阪神に打ち込まれる場面が目立っていたが、本来の姿を取り戻した。
不調のため7月2日に出場選手登録を抹消され、19日に再登録。20日の阪神戦(ナゴヤドーム)で救援登板して6勝目を挙げ、満を持して先発復帰していた。森バッテリーチーフコーチは「いつもブルペンではよかった。ブルペン通りの力が出ていたんじゃないか」と高評価。チームが泥沼の3連敗に沈む中、昨季チーム最多14勝の中田は完全復活への手応えをつかんだ。【村野
森】




