オリックスの「死球王」グレッグ・ラロッカ内野手(36)の1番打者抜てきプランが19日、浮上した。大石監督が「あると思います。彼は死球もとってくれますし。主軸に本塁打が出るので、やっぱり塁に出てほしい」と明かした。

 カブレラ、ローズ、フェルナンデスのクリーンアップが今年の看板だが、監督は得点効率アップへのカギとなる1、2番の選択を熟考。候補の右打者・下山が不振のため、対左投手に限りラロッカの起用を検討している。開幕戦のソフトバンクの先発は左腕和田と予想され、いきなりの1番ラロッカもあり得る。

 広島時代の04年に4割2分5厘で最高出塁率をマーク。07年には年間28死球の日本記録もつくった。十数年前に米1Aで1番を務めて以来というラロッカは「僕はバットにも体にも当てられるからね。足が速くないから少し恥ずかしいけど」と意欲十分だった。【柏原誠】

 [2009年3月20日11時20分

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