広島赤松真人外野手(27)が28日、京都市内の母校・立命大での自主トレを打ち上げた。グラウンドでは、今秋ドラフト2位で阪神入りした藤原正典投手(21=立命大)も汗を流した。新たにプロ入りする後輩との対決では意地を見せるつもりだ。

 「楽しみですね。同じ大学ですし、打ってやろうという気持ちは強い」。来季はプロ6年目を迎える。同一リーグで対戦する可能性も強く、プロの厳しさを知らしめるつもりだ。その一方で、後輩へのいたわりも忘れない。「合同自主トレはしんどいぞ。マスコミに注目される重圧もある。いまのうちに練習をしっかりやっておけ」と助言した。

 自身もレギュラー定着に向けて必死。12月は1カ月間、立命大でフリー打撃などもこなした。「量よりも質。僕の場合は技術練習をしないといけない」。始動する際の打撃動作を入念にチェックする日々を過ごした。今季は規定打席到達打者で最下位(29位)の打率2割3分2厘。テールエンドからの逆襲を期す。【酒井俊作】

 [2009年12月29日9時33分

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