日本ハム森本稀哲外野手(28)らが“罰ワイン”のユニークな発想で今シーズン中のモチベーションアップを図る。チーム内で「ワイン部」を結成しており、試合で成績が悪いとワイン購入のための罰金が科される仕組み。4年ぶりの日本一への足がかりにするつもりだ。

 メンバーは建山を部長とし、田中副部長、森本の3人と、仮入部しているという江尻。試合ごとに投手なら失点、打者なら無安打数などに罰金額を設定し、ワイン購入の資金に充てる。昨季途中で建山、森本がけがなどで登録抹消されたため、田中が1人で罰金を支払い続ける時期もあったという。

 昨年は結局、12月中旬に6リットルの巨大ワインを購入し部員全員で一夜で飲み干した。森本は直後のトークショーで「さすがに飲み過ぎてしまった」と苦笑いしたが、罰金は避けたい気持ちは強い。今年は新部員も募集中で、日本一の美酒に酔うため「ワイン部」がチームを引っ張る。

 [2010年1月1日10時49分

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