<阪神0-3巨人>◇7日◇甲子園
阪神矢野燿大捕手(42)が今季の甲子園初打席で初安打をマークした。3点を追う8回1死一塁、代打で登場。金刃の変化球に食らいつき、中前へはじき返した。スタンドはこの日一番の大歓声。打席に入る時にも割れんばかりの大声援を受け「うれしいよ。プロ野球選手なんだと感じられた」と感謝した。
今季は城島の加入で出番が激減。真弓監督は「右の代打の神様」と期待しているが、ここまで代打で2三振だった。「必死だよ、オレは。オレにとっても勝負がかかってる」。慣れない代打稼業。オープン戦では本塁打を放ったが、早く公式戦で結果がほしかった。
「試合に出れなくてもできることはある」。プロ20年で培った経験を基に、投手陣や後輩達にアドバイス。自身もレギュラー時代と変わらない試合への準備で、来るべき出番に備えている。だがファンの声援ほど、大きなエネルギーはない。「これでまた明日、頑張れる」。前を向いた言葉は力強かった。【松井清員】
[2010年4月8日11時49分
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