<阪神6-1ヤクルト>◇6日◇倉敷
阪神マット・マートン外野手(28)のバットが再び、快音を連発した。4日の巨人戦(東京ドーム)で5打数無安打に終わり、6月6日のソフトバンク戦(甲子園)から続けていた連続試合安打が18でストップ。首位打者からも陥落してしまった男は、仕切り直しとなった初戦の第1打席から、“らしさ”を発揮した。
初回。1死二塁という先制機で、打席が回ってきた。「鳥谷が塁に出て、平野さんが(犠打で)進めてくれた。いい流れできたので、しっかりと自分の役割を果たしたかった」。カウント1-2から、ヤクルト先発村中の直球を完ぺきにとらえ、ラインドライブのきいたきれいな打球で左中間を破った。理想的な形での先制二塁打に、塁上でポンポンと手をたたいて喜びを表現した。
72試合を消化した時点で、2試合連続無安打に終わったことがない。リーグトップの107安打と驚異的なペースで安打を量産してきた男は、1打席目の安打で小さな「壁」を突破すると、続く2打席目には外角直球を逆らわずに右翼線へ二塁打。早くも今季31度目となるマルチ安打を達成した。「今日はいい形で打てた。でも、今日一番はジェイソンだよ。彼の好投が大きかった」。自身の“ヒット狂騒曲”以上に、同じ助っ人右腕の完投勝利を心から祝福していた。【石田泰隆】
[2010年7月7日11時39分
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