巨人のドラフト1位ルーキー沢村拓一投手(22=中大)が15日、2軍の紅白戦で先発し、6回6安打3失点で課題を残す結果となった。プロ入り後の実戦登板としては被本塁打、失点、四球を初めて記録。1回に2暴投で失点を許すと、一瞬口を真一文字にした。投球内容について「結果も内容も求めていましたけど、悪い部分が目立った。ブルペンでできていたことを、試合でできなかったのがものすごく悔しい」と、ストレートな感情を表した。
先頭打者の籾山への初球だ。いきなり150キロをマークしたが、完璧にとらえられた。最速は、これまでの実戦3試合で記録した149キロを更新する151キロ。投球リズムが悪く、直球を生かすスライダーが抜けるなど、変化球が決まらなかった。被安打6本のうち5本が直球で「ストレート1本では苦しい。変化球の悪さが目立ってしまうとピッチングにならない」と、表情を曇らせた。それでも、開幕前に打たれたことが救いで「悪い部分が出てよかった。次に生かしたい」と前向きに話した。
東日本大震災の影響から、投手に関しては明日以降の登板は未定だ。被害が日に日に拡大する状況で、開幕を延期する可能性もあるが沢村は「遅れてもしっかり調整はしていけるので。プロ野球選手である以上、野球を通して少しでも貢献できるようにしたい」と、思いを込めた。【斎藤庸裕】



