<慈善試合:中日0-3巨人>◇2日◇ナゴヤドーム
オグマが開幕1軍を猛烈アピールした。中日の3年目・小熊凌祐投手(20)が慈善試合として開催された巨人戦に2番手で登板。小笠原を三振に仕留めるなど2イニングで3Kと好投した。過去2年はケガに泣いたが、今季は中継ぎの一角に食い込みそうだ。潜在能力の高い右腕が飛躍のシーズンに挑む。
アピールするにはもってこいの場面だった。6回、2番手でマウンドに立った小熊が3番坂本から始まる巨人のクリーンアップに向かっていった。
坂本を右飛、ここまで2安打のラミレスも中飛にテンポよく打ち取った。5番小笠原には、141キロのキレのいいストレートで空振り三振に斬った。
小熊
1人1人の打者に集中して行きました。コントロールがばらつき、抜けるボールも多かったですが、なんとか試合中に修正できた。
次の7回には、阿部に左前打されるなど無死一、二塁の危機をつくったが、冷静だった。「いつもならバタバタするところを落ち着いて抑えることができました」。巧打者松本を捕邪飛に打ち取ると、亀井、長野は連続三振に仕留めて無失点で終えた。
素質を評価されながらも、過去2年間はケガに泣いてきた。しかし、3年目の今年はキャンプから常時1軍に帯同。新フォームへのモデルチェンジも着々と進んでいる。
小熊
ノーワインドアップも投げるポイントがしっくりして、いい感じになってきました。
現在、右の中継ぎは清水が故障、左の高橋は左肩違和感で1軍復帰のメドがまだ立っていない。新戦力の左腕ソトが好投しているものの、浅尾、岩瀬につなぐ中継ぎ要員は何人いてもいい状態だ。
右腕では2年目の矢地らと開幕1軍枠を争っている小熊は、安定したコントロール、打者の手元で伸びる球のキレなど総合力で1歩リード。ロングリリーフも任せられ、またローテの谷間では先発の可能性も感じさせる存在だ。
ケガを乗り越え「3年目の飛躍」へ。冬眠から目覚めた小熊が、マウンドで暴れる日が近づいている。【坂祐三】



