巨人のドラフト1位ルーキー沢村拓一投手(23=中大)が22日、早くも2勝目に向けて始動した。前日21日の阪神3回戦(甲子園)でプロ初勝利を挙げ、この日は大阪から東京へ新幹線で移動。その後、川崎市内のジャイアンツ球場で先発投手の練習に参加した。
約40メートルのキャッチボールは、フォームを入念に確認しながら投球。さらに右足1本で数秒間、立ち止まってから投げる動作を繰り返した。初勝利後、自らの投球を「(体の)バランスが悪かった」と振り返った。その課題をすぐに修正しようと、下半身と上半身の連動を重視する姿勢が見えた。
知人からの祝福については「メールは来ましたよ」と言いつつ「うれしさの余韻に浸ってる場合じゃない」。試合後は、この日の練習に備えてすぐ就寝しようとしたが「体が熱くなったりするので」と、眠りについたのは夜中の2時ごろだった。移動による疲労も眠気もあるはず。それでも「2ケタ勝利」を目指しているからこそレベルアップに着手。「今日もバランスは悪かったです」と、この日のキャッチボールでも納得はしなかったが、先を見据える高い意識があった。
右ふくらはぎの肉離れで離脱中で、中大の先輩でもある阿部からは「おめでとう。最高の仕事だった」と祝福されたが、沢村は「次も頑張ります」と向上心を忘れなかった。振り返らず、前に突き進むしかない。「勝ってからがプロのスタートだと思ってるので」と、文字通り勝ち進んでいくことを誓った。【斎藤庸裕】



