<中日2-1オリックス>◇19日◇ナゴヤドーム

 快進撃を続けた交流戦をプッツン締めだ。オリックス岡田彰布監督(53)が今季初のサヨナラ負けに“怒将”に逆戻りした。延長10回1死。守護神岸田が代打小池に初球を左翼席へ運ばれ、終戦。

 「あんなスライダー、投げるからよ。何で投げるんやろな。(1死目は)あんなええストレートで三振取ってて。配球の問題や!

 京セラドームでも石原に変化球でしょうもないホームラン打たれとる。それだけよ」。

 脳裏に保存されていた5月21日広島戦の被弾シーンを持ち出し、鈴木とのバッテリーを厳しく糾弾した。勝率5割に戻し、エース金子千で臨んだ最終戦を第2の開幕と位置づけただけに、つい声を荒らげた。それでも15勝7敗2分け、球団最高勝率・682で2位フィニッシュ。今年も交流戦での強さは十分、見せた。