巨人のルーキー沢村拓一投手(23)が、新人王獲得へ意欲を見せた。現在、両リーグ新人トップの9勝(11敗)で2ケタ勝利に王手をかける。08年の山口、09年の松本、10年の長野に続き巨人で4年連続の新人王となれば、史上初の快挙だ。大いなる目標へ「タイトルは取れるときに取っておきたいですね。(新人王は)野球人生で今年しかないですから」と、高らかに宣言した。

 22試合連続無失点のセ・リーグ記録を樹立したヤクルト久古らと、その座を争う。沢村は11敗と負け越しているが、防御率は2・07で4位。巨人の新人では66年の堀内以来、45年ぶりの1点台も目前だ。

 次回登板で6回1/3を無失点なら1点台に突入する。「手の届くところにあるなら、2点を切りたいというのはありますね。最少失点に抑えていれば、勝ちもついてくると思うので」と、力強く話した。

 今日4日からはチームにとって正念場の9連戦が始まる。8日・中日戦での先発が予想され、「僕の結果よりも、9連戦でチームに貢献できるかが大事ですから」と目先のタイトルを意識しすぎず、チームの勝利を最優先に考える。沢村が投げて勝てば、チームの上位進出も見えてくる。そうなれば、自然と新人王のタイトルも近づいてくる。【斎藤庸裕】