中日が昨季ブレーブス傘下のマイナーでプレーしたOBの川上憲伸投手(36)を獲得したことが27日、分かった。1年契約で推定年俸は3000万円。今日28日にも発表され、31日にキャンプ地の沖縄で入団会見が開かれる。そのまま練習に合流し、4年ぶりに中日のユニホームに袖を通す。

 2度の最多勝などエースとして活躍した川上は、08年オフにFAでメジャーに挑戦。ブ軍と3年契約を結んだ。1年目は先発で7勝をマークしたが、10年は1勝。昨年は右肩痛の影響で登板0に終わり、オフに球団から戦力外通告を受けていた。所属先が見つからない今月中旬、先輩の山本昌を通じて球団に古巣復帰を要望。球団も「間違いなく戦力になる」(佐藤代表)と判断して、獲得を決めた。井手編成担当によると「柱になるつもりで頑張る」と意気込んでいるという。

 また球団が福留孝介外野手(34=インディアンスFA)の獲得に動いていることも分かった。まだ次の所属先が見つかっておらず、日本復帰の場合の受け皿として熱烈アプローチ。メジャー経験豊富な大物OBのダブル獲得で3連覇を目指す。