<DeNA0-6巨人>◇13日◇横浜
巨人阿部慎之助捕手(33)が2打席連続本塁打でDeNAにダメを押した。6回2死は初球、真ん中スライダーを右翼席上段の看板へ。8回2死は3球目の低めスライダーに二枚腰で反応し、右中間最前列に落とした。「完璧。前の打席、ランナーが詰まっていたのにかえせなかったから、良かったよ」と、力と技の2本を振り返った。
2死無走者で迎えた2打席、4番は本塁打を狙っていい状況で、結果を出した。6回は初球を強振。8回も直前のボール球を強振していた。屈指の強打者であると同時に巧打者でもある。「ホームランを狙っていい状況もある。でも狙うと打撃は雑になる。良く言えば『力む』であり、悪く言えば『欲』。いかに我慢するか」と自己分析する。開幕後のチーム状況から我慢のつなぎに徹し、打線全体が上げ潮に乗ったと見るや、パワーを解放した。
沢村の持ち味も申し分なく解放させた。「『3球勝負でいくぞ』と話していた」。1回はオール直球で入り、3回まで変化球は5球。唯一のピンチだった3回1死一、三塁でも4球直球を続け、5球目に、この日初めてフォークボールを要求し、三ゴロ併殺に仕留めた。中盤からは「途中でタレるのが嫌だから」と転調。スライダー、カーブをミックスし完封まで導いた。
原監督は「いつか出ると思っていたけど、ずっと休みなく出て。その中、本塁打が出たというね」。大黒柱の任務を遂行した阿部の働きを評した。【宮下敬至】




