<ロッテ5-2巨人>◇26日◇QVCマリン
連勝という幸せな時を止めたのは、交流戦で巨人が初めて喫した本塁打だった。沢村拓一投手(24)が負けた。3回2死。1点を失い、なお二、三塁。サブローに3ランを浴びた。「内角の直球でポップフライを打たせよう」という意図で投じた直球は、思惑よりも甘く、よく飛んだ。打球を一瞬振り返るだけで、本塁打と悟った。序盤の4点は、チームに重くのしかかった。
沢村で始まった連勝だった。過去、11連勝以上した年は、巨人は優勝しており、勝っていれば“優勝確率100%”のはずだった。「それは新聞の報道で知っていました。でも、いつもの1試合として臨みました」と連勝を止めてはならないという重圧はなかったと言う。
3回、サブローの前にも3安打を集められ「研究されている」と感じた。それでも「研究されているところに突っ込んで抑えられる投手になりたい」と、逆に燃えるのが沢村だ。だが、打たれた。「体重移動の『イチ、ニ~のサン』の『ニ~』が短い。左足の着地が早い。ぼくの力不足。悔しくて、今夜は眠れません」と反省しきりだった。
「連勝はいつかは止まる。大事なのは明日連敗しないこと」と、言ったのは岡崎ヘッド。原監督も「(10連勝と)数字を積み重ねることができた。しかし、今日を境に、また新たなスタートを切る。明日は若い投手が放るし、また、いいスタートを切りたい」。今日27日、2年目小山に再出発を託す。【金子航】



