<巨人2-5ヤクルト>◇22日◇長野
王者の野球ができなかった。巨人が、苦手ヤクルトに完敗した。セ・リーグ初の優勝を飾った交流戦の最終戦は敗れており、2連敗。連敗は実に4月22日以来だ。原辰徳監督(53)は「5点は重かったですね」と、7回の段階で0-5と大量リードを奪われては、勝つのは難しいと脱帽した。
対ヤクルトは2勝6敗1分け。対戦成績で借金4はヤクルトだけ。前日の原監督は「ヤクルトの左投手は良い投手だもんね。そういう意味では、左に対しての打線というのはかなり僕は上がったと思うんですよ」と、ヤクルト左腕の底力を認めると同時に、攻略の糸口を発見している様子でもあった。だが、一夜明けると赤川に6回までは完全に沈黙した。
超積極的な巨人打線が、ファーストストライクに手が出ない。6回までファーストストライクをスイングしたのはエドガー2打席に5回の谷、6回1死一塁カウント2ボール0ストライクからの寺内だけ。待球作戦で、あえて球数を多く投げさせているかと勘繰るほど、ファーストストライクを見逃した。原監督は「そういうことはないよ」と、待球作戦には否定しつつ「ファーストストライクからカウント取ってくるというものは非常にいい」と、赤川の能力を評価した。
7回に二塁打を放ち、一矢報いた村田は「低めのシンカーを見逃して、高めにきたところを打てた」と話し、さらに「シーズンは長い。このままやられるわけにはいかない」と次回対戦で雪辱を誓った。
リーグ戦再開に加え、原監督のスキャンダルが出た直後の試合。岡崎ヘッドコーチは試合前「我々は勝っていかないと」とリーグ戦でも交流戦同様の戦いをと、意気込んだ。この日は個人的な話題に触れなかった原監督だが、思いはヘッドと同じはず。まずは、今日。本拠地東京ドームで、流れを変える1勝をもぎとりたい。【金子航】



