ロッテがドジャース傘下3Aアルバカーキのウィル・レデズマ投手(31)の獲得に動いていることが25日、分かった。ベネズエラ出身左腕のメジャー歴は9年でタイガースやパドレスなどで主に中継ぎとしてプレー。メジャー通算192試合に登板し、15勝25敗、防御率5・40と、リリーフとしての経験は申し分ない。

 195センチを超える長身から投げ込む150キロ台の速球が武器。制球力は課題だが、三振が取れるパワー型の救援投手だ。今季は3Aで38試合に登板し、3勝3敗、防御率6・99と安定感はないが、37回1/3で48奪三振と速球派としての力は示している。

 ロッテは42年ぶりに前半戦を首位ターンで折り返した。ルーキー益田が42試合登板でリーグトップの25ホールドをマークし、右肘痛から復帰した内が守護神に昇格するなど快進撃を支えた。だがそれでも最近は安定感を欠き、打ち込まれるケースが目立っていた。左腕はルーキー中後、古谷が1軍の陣容に加わっているが、レデズマが加われば厚みが出てくる。勝負どころの終盤戦に向けた剛腕レフティーの獲得で7年ぶりのリーグ優勝へ突き進む。