<ヤクルト11-1阪神>◇25日◇神宮

 阪神ロバート・ザラテ投手(26)が今季1軍初昇格することが25日、分かった。今日26日DeNA戦(甲子園)から出場選手登録される見込み。入れ替わりでブレイン・ボイヤー投手(32)が2軍降格する。

 来日3年目のザラテはキャンプから左肩痛で出遅れ、5月下旬に2軍で公式戦初登板。ウエスタン・リーグでは14試合に救援登板し、1勝1敗、防御率3・38。昨季は1軍2試合に登板している。身長191センチから150キロ超の直球を投げおろす潜在能力の高さは折り紙つき。貴重な救援左腕として期待は大きい。

 ボイヤーはこの日のヤクルト戦で2点ビハインドの6回1死満塁から登板。3番ミレッジに2ストライクから外角低めカーブを当てられ、遊ゴロ併殺崩れの間に1失点。「あそこで三振を取らないと…」。さらに2死一、三塁、4番バレンティンを2ストライク2ボールから外角154キロ直球を簡単に捉えられ、右越え3ランを浴びた。結局、1回2/3を2失点で試合を壊した。

 前日24日は11点リードの7回1イニングを3者凡退に仕留めたが、競った展開で大炎上。中西投手コーチは「力勝負して力負けした。空振りが取れない」と説明。試合後、助っ人同士の入れ替えが決定した。