阪神がソフトバンクを退団したブライアン・ファルケンボーグ投手(35)の獲得調査を行っていることが18日、分かった。

 ファルケンボーグは09年から5年間、ソフトバンクで活躍し、10年のリーグ優勝、11年の日本一に貢献。通算223試合に登板して、防御率1・51の実績を誇る。今季は首などの痛みを訴えて4度の戦線離脱。度重なる故障、全盛期と比べてのパフォーマンス低下から来季構想から外れた。

 阪神は課題であるストッパー補強について、韓国のセーブ王・呉昇桓を最優先することで方針が固まっているが、条件面で折り合いがつくかどうか不透明だ。

 球団幹部によると、球団はファルケンボーグが日本でのプレーを望んでいること、年俸が高騰する可能性が低いことなどの情報をキャッチ。補強プランの1つとして調査の対象にしているという。仮にファルケンボーグ、呉昇桓というリリーフ陣が形成できれば、一気に強力方程式ができあがることになりそうだ。