DeNAと契約したキューバ代表のユリエスキ・グリエル内野手(29)が来日後、即1軍デビューすることが15日、分かった。中畑清監督(60)が「俺はぶっつけ本番でも良いと思う」と即起用を明言した。同日ビザ取得への手続きが行われ、来日は6月上旬。チームに合流後、2日ほど練習し「3番二塁」でデビュー戦を予定する。また、妻と日本の社会人でもプレーした父ルルデス氏(57)も来日予定だという。

 シーズンに入り、ブランコが左大腿(だいたい)二頭筋肉離れで離脱。今日16日に1軍に合流するも、当面は代打起用となる。チーム打率がリーグ最下位と結果が出ていないことや、巨人に新加入のセペダも来日から3日でデビューしたこともあり、即スタメン起用に異論はない。

 グリエルはすでに母国で自主トレを行っている。中畑監督は「本人が2軍で1、2試合必要と言うなら時間を用意するけど、巨人のセペダも試合に出るみたいだし、大丈夫じゃないか。そのぐらいすごい選手だし」と話した。二塁手の石川を中堅にコンバートし、3番梶谷を2番に据える構想で、グリエルを迎える準備を着々と進めている。