広島堂林翔太内野手(23)が4日、母校中京大中京のレジェンドから金言を受けた。

 昨季限りで現役引退した日本ハム稲葉篤紀スポーツ・コミュニティー・オフィサー(42)が、広島キャンプを視察。13年の交流戦中に食事をともにした先輩から「家族ができたんだから頑張れよ」と声をかけられ、助言ももらった。

 「バットが下から出てしまう癖がある。速い球を打ったらどうだと言った。速い球は下からは打てませんから」。広島では打撃マシンをカーブに設定することがあるが、直球打ちを進言。巨人が導入する160キロマシンを例に出しながら、打撃マシンの球速を上げる、打席の前に立つなどの工夫を求めた。堂林は「もちろん尊敬する先輩。まずは今やっていることを続けながら、照らし合わせていきたい」と胸に刻んだ。打撃フォーム固定に専念し、徐々に稲葉流を取り入れていくつもりだ。