関取の座が、目前に迫った。角界入りして1年、西幕下2枚目の宇良(23=木瀬)は既に5勝し、今日14日目は大輝との7番相撲に臨む。

 173センチの小柄な体をかがめて繰り出す多彩な技で注目を浴びているが、ここまで最も多い決まり手は「押し出し」で7回。アマ時代に得意だった足取りは3回、居反りはまだない。

 決まり手が発表された55年夏場所以降、居反りは十両以上で3回しか出ていない珍技。直近の93年初場所花ノ国戦で決めた元小結智ノ花の玉垣親方(51)は「宇良が15日間取ったら面白い。見たいよね」と昇進を楽しみにする。先駆者として「居反りは体格差がないと出ないから、十両の方が可能性がある。上から覆いかぶさってくる相手だと、下に潜りやすいから決まりやすい。(184センチの)天鎧鵬(192センチの)東龍あたりかな」と予想した。

 大型力士と言えば、幕内には193センチ、214キロの逸ノ城がいる。宇良への関心度も高く「やってみたい。最近は小さい人とはやってないけど、高校の時は小さい人としかやってない。どっちかと言うと得意です」とニヤリ。宇良対逸ノ城…。まだ気が早いかもしれないが、今から楽しみだ。【木村有三】