<プロボクシング:スーパーウエルター級8回戦>◇22日◇東京・後楽園ホール

 注目の強打者の再対決は、日本同級4位湯場忠志(33=都城レオ)が、日本ウエルター級6位渡部あきのり(24=協栄)を返り討ちにした。07年の日本同級タイトル戦では、ダウン応酬の末に湯場が初回KOで防衛していた。湯場は初回に右フックからの攻勢でダウン寸前に追い込んだ。2回以降は渡部にペースをつかまれたが、5回に左アッパーで腰を落とさせるとラッシュ。レフェリーストップにより、5回1分5秒TKO勝ちした。ここまで3階級を制している湯場は「何とか勝つことが出来た。死に物狂いで今年中に4つ目狙いたい」。一方の渡部は前回のデビューから16連勝、17試合連続KOでストップに続く敗戦。「結果がすべて」とうなだれた。