<新日本:東京大会>◇11日◇東京・両国国技館◇8800人

 IWGPヘビー級選手権が行われ、王者の真壁刀義は4度目の防衛に失敗した。挑戦者・小島聡(フリー)の机、イス攻撃に対して同じように机、イスを使ったラフ攻撃で対応。敵の得意技となるラリアットを封じ、逆に強烈なラリアットで攻め続けた。一時はパワーボムなどで主導権を握るかと思ったが、必殺のキングコングニーを失敗。ラリアット合戦の展開でも競い負け、19分12秒、右ラリアットを浴びてフォール負けを喫した。

 今年5月に中邑真輔を下して第54代王者になって以降、潮崎豪(ノア)、中邑真輔、田中将斗(ゼロワン)と3度の防衛に成功。初めて都内で行った防衛戦だったが、G1覇者に屈した。真壁は「あんなクソ野郎に取られてみっともねえな。ゴマをすって10歩ぐらいでIWGP挑戦を決めるのは簡単だろ。でもな、オレは100歩、1000歩かかってもな、必ずまたここでベルトを巻いてやる」と最後まで小島を否定し続けた。