WBA、WBC、WBO世界スーパーバンタム級1位中谷潤人(28=M・T)がプロ初黒星を喫し、世界4階級制覇を逃した。
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これまでで最も王者を追い詰めたと言っていいだろう。中谷は立ち上がりこそ「井上選手は学ぶ力がすごく強いので、学ばせないように」と、カウンターの左を中心に手数を少なくして戦ったが、回を重ねるごとに積極的にパンチを繰り出すようになり、主導権を握っていった。
中盤以降は強烈な左ストレート、右アッパー、打ちおろしの右フックなどを次々に当てて王者をヒヤリとさせた。ただ、10回に偶然のバッティングにより眉間(みけん)付近から出血。さらに11回には王者の左アッパーなどを被弾し、痛そうに左目付近をグローブで押さえた。
その後は、左目が閉じたような状態となり、急激に失速。判定で敗れた。それでも中谷は試合後会見で「いろんなことを想定して準備してきたので、驚きというか、そういったところは特には感じなかったですけど、さすがチャンピオン、うまさがあって、ボクシングをつくっていくというのはすごく上手だったなと感じました」と感想を述べてプライドをのぞかせた。
中谷本人によると、井上のパンチを被弾したことにより、左眼窩底を骨折した疑いがあるもようで、検査のために病院へと急いだ。

