<ノア:シャイニー・ナビグ>◇25日◇東京・後楽園ホール◇5試合◇1700人

 GHCヘビー級王座と同タッグ王座に挑戦が決まっているKENTA(31)が、ノアの主役としての存在感を示した。マイバッハ谷口(35)と組み、この日が5カ月ぶりの復帰戦となる杉浦貴(42)、丸藤正道(32)組と対戦。エルボー、キックで杉浦と壮絶な打撃戦を展開。杉浦の五輪予選スラムを2度にわたってはね返し、最後は必殺のゴー・ツー・スリープを決めて29分10秒、片エビ固めで勝利した。

 KENTAは「(杉浦を)甘く見ていたわけじゃないけど、予想以上だった。俺が主役でノアを引っ張っていく。とりあえず2冠を取る。そうすれば、見えてくるものがある。俺が中心」と話した。また、この試合では復帰戦の杉浦のアシストに努めた丸藤に対して「目立つときと、目立たないときのむらがありすぎる。あれじゃ、丸藤を見に来た人たちがガッカリする」と上から目線で苦言を呈した。