日本ボクシングコミッション(JBC)は25日、東京都内で資格審査委員会を開き、世界3階級制覇の実績がある亀田興毅(27)のボクサーライセンス更新を認めないことを決めた。亀田ジム会長らへの資格剥奪処分のため国内で試合ができない状況は変わらない。

 打開策としてUNITEDジム移籍によるライセンス更新手続きを行った亀田興に対し、JBCは22日にヒアリングを実施。その内容を受け、亀田興とUNITEDジムの三好渥義会長とのスムーズな連携や、責任の所在を明確にすることができるかに関して憂慮、懸念しているとの結論が同委員会で出た。

 JBCの秋山弘志理事長は今回の決定について「総合的に判断してのこと」と話し、亀田興は「こういう結果になって残念。今は言葉もない」とのコメントを出した。