26日にノアの東京・有明大会で、斎藤彰俊と組みGHCタッグ王座防衛戦を行う秋山準(42)が24日、“脱小橋建太”を宣言した。挑戦者の丸藤正道(32)モハメドヨネ(36)組とは軍団抗争中。斎藤、潮崎豪(30)青木篤志(34)鈴木鼓太郎(33)を率いる。「僕だけがクローズアップされてちゃ駄目。それ以外の人間も表に出てこなくては」。

 デビュー以来、小橋建太を慕い戦ってきた。「自分がトップに立たなくても、小橋建太が輝くのを押し上げる役でいいと思っていた。小橋建太あっての秋山準。だけど今、小橋さんは欠場中。もう小橋さんに頼らない。俺が引っ張る」と燃えている。7月1日の新日本と全日本の40周年記念興行では3冠ヘビー級王者として太陽ケア(36=全日本)の挑戦を受ける。「ノアというものを、しっかりと発信したい」。ノアを、そして日本のプロレス界を熱くする男だ。【小谷野俊哉】

 ◆秋山準(あきやま・じゅん)1969年(昭44)10月9日、大阪・和泉市生まれ。92年専大卒、全日本入り。同年9月17日に小橋建太戦でデビュー。00年ノア旗揚げ参加。01年GHCヘビー級王座獲得。得意技はエクスプロイダーなど。188センチ、110キロ。血液型AB。