新日本プロレスの菅林直樹会長は30日、後楽園ホールで緊急会見し、所属レスラー、タイチ(34)の不倫騒動に対し会社と弁護士事務所で調査チームを立ち上げたと発表した。元女子プロレスラーと結婚し、2児の父であるタイチは不倫関係にある女性との別れ話がこじれ、28日にネット上に不倫写真や無料通話アプリでの会話などをさらされ、騒動になっている。

 菅林会長は「かなりの量のネット上のコメントがあり、事実関係の調査にしばらく時間がかかる。結論が出ていないので処分を下せない」と語った。タイチは、「ベストオブスーパージュニア」の開幕戦となったこの日、第3試合でエル・デスペラードと対戦。いつも通りの極悪ファイトの末、凶器を使い勝利を収めた。試合後はマイクを要求し「お前ら、何と言われようが、オレは変わらない!」と叫んで、後は無言で引き揚げた。

 菅林会長は今後について「会社側としては重く受け止めている。厳重注意と減俸、試合出場停止処分を考えている」とした。調査を終え、結論が出た段階でタイチへの処分が下る見通しだが、今シリーズに関してはタイチは最後まで出場する予定となっている。