大相撲夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)の成績次第で大関昇進の期待がかかる関脇照ノ富士(23)が8日、所属する都内の伊勢ケ浜部屋で熱のこもった稽古を行った。

 朝8時過ぎから、四股やてっぽう、ダンベルを使った入念な準備運動で、たっぷり3時間以上かけて汗をかいた。11時半過ぎからは、前頭誉富士(29)と25番の三番稽古。師匠の伊勢ケ浜親方(54=元横綱旭富士)から「抱え込まないで中に入れ!」「アゴを引いて下から行かんか!」「立ち合いが高い!」など叱咤(しった)が飛ぶ中、17勝8敗で終えた。

 春場所後は、主に週末に巡業が行われている。平日に稽古休みを設ける部屋もある中、伊勢ケ浜部屋は“年中無休”状態。後援会などの行事も合間にこなすそうで、さすがの“モンゴルの新怪物”も「休みなしだから、もう(体が)ボロボロ。疲れがとれない」とボヤくことしきり。もっとも13勝を挙げた春場所直前も、同様なことを口にして快進撃を続けていた。持ち前のパワーで、この苦境を乗り切られるか-。