秋場所での幕下転落が確実で引退が決定的な元関脇の十両若の里(39=田子ノ浦)が20日、長い旅路を終えた。18年の関取人生。全国47都道府県を10周はしたという巡業の“最後”は故郷青森の七戸町で迎えた。遠藤との番外取組後には、弟弟子の大関稀勢の里から花束が贈られた。

 若の里の“最後の勇姿”に稀勢の里(29=田子ノ浦)は「名古屋場所では1番でも変化すれば1勝できたかもしれないが、しなかった。最後まで信念を貫いて心打たれた」と思いにふけった。初めて相撲を取った遠藤(24=追手風)は「今までずっとやってきたものが伝わってきました」。横綱白鵬(30=宮城野)は「オヤジさんを亡くしても最後まで…。本当に見本となる存在の人が、最後の最後まで行動で示してくれた」とねぎらった。