横綱初優勝から一夜明けた28日、鶴竜(30)は都内の井筒部屋で、左肩痛が5、6日目から再発していたと明かした。

 「負担がかからない相撲で、何とか最後まで取り切る気持ち」。その上で14日目の稀勢の里戦の変化には「受け止めて立つことはできなかった」と弁解。批判は耳に届き、千秋楽は敵役にもなった。だが「僕は人に認められたくて相撲を取っていない。自分の相撲人生を生きています」と信念を強調した。重責から解放されて「今度は(白鵬と日馬富士の)両横綱がいるときに優勝したい」と目標を掲げた。