連覇を狙う横綱日馬富士(31=伊勢ケ浜)が、西前頭筆頭の松鳳山(31=二所ノ関)に不覚を取り、金星を配給。土俵下で審判長を務めた、日馬富士の師匠で審判部長の伊勢ケ浜親方(55=元横綱旭富士)も、もったいない取りこぼしを惜しんだ。

 135キロの幕内最軽量は、スピードを生かす最大の武器であるとともに、的を外されると墓穴を掘るという、いわばもろ刃の剣。伊勢ケ浜親方も「慌てて前に出たって感じだね。まわしを取って、しっかり寄っていかないとね」と攻め急ぎを指摘。「一気に行き過ぎ。勝負どころでもなかったんだから、まわしを取ってね。強引に行きすぎた」と同様のニュアンスを重ね、しきりに弟子の今場所初黒星を悔やんでいた。