スピード出世対決を制したのは、西前頭10枚目の御嶽海(23=出羽海)だった。
東前頭11枚目の遠藤(25=追手風)にほおを張られたが気にせず、のど輪で起こして豪快に押し倒した。圧倒的な取り口。「張ってくるのは予想していた。顔をずらして自分の立ち合いをと思った。あとは自分の形に持って行くだけだと思っていた。思う存分、出たかなと思います」と満足げだった。
同じアマ横綱から幕下10枚目格付け出しでデビューした遠藤とは、プロ入り前から対戦を熱望していた。取組前は遠藤の人気から、今までの幕内の土俵と雰囲気が違った。だが「平常心で行ったつもりです」。2学年上の先輩を圧倒し、懸賞も15本手にした。「胸を借りられたので良かった。このまま明日も、自分の相撲を取りきりたい」と誓った。

